ケンカと怪我と事故


今年最後の活動も終わりました。

今年は、はじめての年で、私もドキドキワクワクしながらも不安もあり、あまり告知せずこじんまりと活動しようと思ってましたが、それでも少しづつ人数も増え、仲間のおかげでとても充実して楽しい時間を過ごせました。
本当にみんなには感謝でいっぱいです。
今年の活動を振り返って、いいこともたくさんありましたが、悪いこともありました。
それを忘れずに、反省を次につなげながら前に進んでいくために記録しようと思います。

森のようちえんでは、こども自身の生きる力を育むために、見守り、お口はチャック、手は後ろ、という大人の姿勢が必要です。

同じくらいのこどもがいると、いろいろと巻き起こります。
物の取り合い、人の取り合い、場所の取り合い、こだわりのぶつかり合い。
多少のケンカが起こることもありますが、そんなケンカも大事にならず、こども同士でいつの間にか解決できていたり。

痛い思いをしてほしいわけではないけど、痛いことを知らない子にはなって欲しくない。
こどもを成長させるという意味での怪我は必要。

そう思っていた矢先、慣れてきて、油断してしまい、最後の最後に事故が起きてしまいました。

棒を持って振り回していたら、お友達の目にかすって傷をつけてしまいました。

反射的に目をつぶったのでしょう、幸い大事には至らなかったのですが、こどもも親も、とても怖い思いをしました。怪我をした方も、させてしまった方も、生きた心地がしない、そんな気持ちを味わってしまいました。

こどもの遊びって瞬間的にどんどん変化していくので、事故が起きる時は一瞬なんだと本当に実感しました。

ケンカと怪我は見守りの姿勢が大事かもしれませんが、事故は違いますね。
森のようちえんだから事故も仕方ないとは絶対にならないし、大事なこどもを事故で命に関わるようなことがあっては絶対にいけない。

そのための環境設定はこどもは判断できないから大人がしなくてはいけないと思いました。

今までケンカはあったけど、大丈夫だったからと油断して過信してしまった。
事故が起こるかもしれないという認識が薄れてしまった。
代表としての認識が甘かったと反省しています。

自分の身を守ること、お友達の身を守ること、そういう事をわかる子になってほしいけど、いつになるかわからないけど、そのために何を見守って、何をダメだとするのか。

試行錯誤しながらになりますが、事故に対する意識を持ち、時にはこどもを止めること。

ケンカと怪我と事故は違う。
それを理解して、忘れず、油断せず、繰り返し再認識して、森のようちえんの保育者として、こども達の自主性を尊重し、こども達の未来に見通しを持ちながら接していけるように頑張ります。

「思いがけないことが起こった時に、神様のいたずらと言っていた人がいるけど、いたずらしたとしても、神様は笑顔で見守ってくれてると信じています。」

仲間の一人から頂いた言葉です。

いい人たちに恵まれて本当にありがたいです。

落ち込みましたが、くじけず前に進んでいきます。
これからも、よろしくお願いします。

としこ

そとはうち

こうべ森のようちえん そとはうち

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